社会に出て働きだしたら、上司や先輩から怒られるという経験は誰しもありますよね。
本当にあなたを思って怒る人なら、真摯に受け止めて自己成長につなげることができます。
この場合は「ありがたいな」と感じるはずです。
しかし、なかには「…どゆこと??」って疑うような怒られ方もありますよね。
こういうモヤモヤを抱えたことはありますか?
あなたが怒られたことに対してモヤモヤしたってことは、怒った相手が正しいことを言っているわけじゃないという証拠ですよね。
実は怒られる理由が相手の気分だったり、くだらない内容ということもあるんです。
今回はあなたが本当の意味で怒られているわけではない理由とその対処法を3つ紹介したいと思います。
結論
早速結論です。
今回抑えておきたいポイントはこの6つです。
①あなたのことが気に入ってないだけ
②相手はただ怒りたいだけ
③相手がただ子どもなだけ
④理不尽に怒る人は他の人にも嫌われている
⑤辛いときは仲のいい人に相談しよう
⑥それでも辛かったら転職も1つの手
あなたが悪くない3つの理由
①あなたが気に入らないだけ

このケースがとくに多いんじゃないかと思っています。
これは単純にあなたのことが気に入らないからです。
だから「怒り」のセンサーが立ちやすくなって、なにかの拍子で怒られるんです。
このとき注意してほしいのは、怒りのセンサーが立ちやすくなったらどんな聖人だって怒られるということです。
怒る理由を粗探しすれば誰だって見つかりますからね。
決してあなたの能力不足だけが原因ではありません。
このケースはどの場面に多いかというと、
このような場面に多くみられます。
1.知り合って日が浅い
デイビッド・ロックさんの本「最高の脳で働く方法」ではこのような文章があります。
脳はあらゆる状況を無意識に潜在的な報酬か驚異かに分類するが、人に対しても同じことを行っており、出会う人が味方なのか敵なのかを無意識に判断している。
(引用文)
自分が知らない相手のことはそうでないとわかるまで敵に分類する傾向にある。
(引用文)
知り合って日が浅いと、相手がどんな人なのかわからないですよね。
脳科学的にも、わたしたちはその相手を無意識に「敵」と判断する傾向にあるそうです。
職場でも、入職したての人に意地悪するような「新人いびり」ってみかけませんか?
中途入職の人も最初は「この人は信用して良いのか?」みたいに警戒されやすいですよね?
人というのは本能的に「未知」を恐れるものです。
だから知り合って日が浅い人を「敵」と判断してしまい、攻撃してしまう。
つまり、「怒り」のアンテナが立ちやすいんです。
誰かを敵とみなした場合、相手の情動を感じる機会を逃すだけでなく、相手の考えが正しくても、それを検討するのを拒んでしまう。
(引用文)
逆に、長い期間一緒にいる人に対して理不尽に怒っている場面をみたことはありますか?
少なくともわたしはありません。
なので、こういう場合は時間が解決してくれることが多いです。
時間をかけることによって「敵」から「味方」に判断が変われば、理不尽な怒りはなくなるものです。
2.お互いの相性が悪い
これは純粋に性格の不一致ということになります。
誰しも嫌いな人の1人や2人は必ずいますよね。
「嫌いだから・ニガテだから」という理由で理不尽に怒ることは、普通にありえます。
条件がそろえば、あとは怒る理由なんてテキトーに探せばいいだけですからね。
だからこのケースに関しては、長くコミュニケーションをとっても解決しにくい部分です。
「誰かを嫌いにならない」
「誰かに嫌われない」
こんなことは不可能です。ムリ。
怒られているあなたもその人が嫌いじゃないですか?
こんなこと考える必要ないですよ。
嫌いだと思ったら、まずはその気持に素直になるべきです。
仲良くする努力をしてもいいですが、その労力は相当なものですよ。
だから、嫌い(ニガテ)な人は距離をあけて極力コミュニケーションを控えるべきです。
関連記事として「人間関係を見直そう!仕事上の人付き合いはテキトーでいいんだ!」で詳しい内容も説明しています。

②「怒る」という選択肢しかできない

大ベストセラー本である「嫌われる勇気」の中で、このような文章があります。
あなたは大声をあげたのです。言葉で説明する手順を面倒に感じ、無抵抗な相手を、より安直な手段で屈服させようとした。その道具として、怒りの感情を使ったのです。
(引用文)
この文を読んだとき、それは驚きましたね…
そう、「怒り」というのは相手を簡単に屈服させる便利な感情なんです。
あなたに対して「怒り」を利用するならこれほど便利なものはありませんよね。
だって、あなたはなにも言い返せないし、謝ることしかできないのだから。
くだらないね
怒る側は気分がいいし、なんなら「自分が正しい」という錯覚さえしますよね。
こうなったら怒るのはやめられないですよ!
…これで「怒る」ことでしか解決できない人間の完成です。
これを読んでて、その人が本当に正しい怒り方をしていると思いますか?
そんなくだらない人のせいで落ち込むなんて、バカらしいですよね。
そう感じたときは、「嫌われる勇気」の文章を思い出してください。
相手はあなたのことをただ屈服させたいだけですよ。
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③その人が子どもなだけ

ひろゆきさんの本「ラクしてうまくいく生き方」では、このような文章があります。
すぐ怒鳴る人や簡単に落ち込んでしまう人は幼稚園児くらいの子どもと一緒。つまるところ、感情と理屈を切り分けられない未熟な人間なんですよね。
(引用文)
ひろゆきさんの言うとおり、感情をコントロールできない人は精神的に子どもなんです。
理不尽な怒りに振り回されても頑張ってるあなたのほうが何倍も大人だよ
感情的になって怒る人は、果たして正しいことを言っていると思いますか?
もうおわかりですよね?
そういうときは、
腹でも減ってるんか?)
くらいに思ってればいいんです。
こういうときは深く受け止めないことが吉ですね。
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3つに共通した対処法

それぞれの理由と対処法を紹介しましたが、3つに共通した対処法もあります。
それは、「仲の良い人に相談をすること」
シンプルですが、やはりこれが一番効果的ですね。
理不尽に怒る人はだいたい周りの社員から嫌われているものです。
あなたの職場の仲の良い人だってそう思っているんじゃないですか?
例えあなたが怒られたとしても、あなたの味方になってくれる人はたくさんいますよ。
「人に相談する」ことはあなたの心の大きな支えになり、視野を広げることができます。
怒られるとつい視野が狭くなってしまうものです。
その状態ではネガティブなところしか見えなくなってしまうんです。
でも人に相談してみると、ネガティブな部分って意外と小さいことに気付きますよ。
そう思うようになれば心も軽くなりますよ。
悩みを吐き出す詳しいコツは「悩みを忘れるためには?グチを吐き続けるのは逆効果かも!?」の記事でも紹介しています。

それでも辛い時は

とはいえ、理不尽に怒られ続けるのもやはり精神的にも辛いですよね。
中には社内に相談できる人もいない場合もあります。
最後の原因として、その職場の環境自体があなたに合っていない可能性もあります。
あなたのパフォーマンスが十分に活かすことができる場所は必ずどこかにあるものです。
そのときは「転職」を考えるのも1つの選択肢ですね。
ただ、その選択は簡単なことではないですよね?
しかし、無料相談をするだけなら決してむずかしいことではありません。
マイナビでは、無料相談で自分の適職を探すのを手伝ってくれます。
転職に興味があるなら試しに一歩前に踏み出してみて、外の世界を覗いてみるのもありかもしれませんよ。
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おさらい
あらためておさらいです。
①あなたのことが気に入ってないだけ
②相手はただ怒りたいだけ
③相手がただ子どもなだけ
④理不尽に怒る人は他の人にも嫌われている
⑤辛いときは仲のいい人に相談しよう
⑥それでも辛かったら転職も1つの手
本紹介
今回の記事で参考になった本の紹介です。
①最高の脳で働く方法
この本は人の行動を脳科学的に詳しく説明しています。
②ストレスフリー超大全
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この本は様々なストレスを減らすための様々なノウハウを科学的に説明しています。

③嫌われる勇気
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この本は「アドラー心理学」をもとにして人が幸せに生きるための方法を説明しています。
④ラクしてうまくいく生き方
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この本はひろゆきさんがラクに生きるための100つのコツを説明しています。

おわりに

理不尽に怒られることほどムダなものはありませんよね。
しかし、そういう人が少なからず存在するのも事実です。
今回の記事であなたの悩みが少しでも軽くなれればと思います。
それでも、辛いときは逃げったっていいんです。
あなたを受け入れる場所は他にもあるんですからね。