モチベーションが保てず作業が進まない
ストレスをためたくない
今回は青砥瑞人さんの「BRAIN DRIVEN(ブレインドリブン)」の本についての紹介です。
この本は脳の機能を応用して、現代で課題となるテーマの解決法を学ぶことができます。
そのテーマは以下の3つです。
①モチベーション
②ストレス
③クリエイティビティ
今回は①の「モチベーション」と②の「ストレス」で印象に残ったことを要約して解説したいと思います。
これを読めばモチベーションを維持や、ストレスをためない方法についてヒントを得られますよ。
ぜひ最後まで読んでみてください!
(2023/09/22 23:11:15時点 楽天市場調べ-詳細)
まとめ
早速まとめです。
今回おさえておきたいポイントは
モチベーション編
①自分にとって安心できる状態を作る
②良い部分を意識的に見つける
③たまには自分を追い込む
ストレス編
①ストレスは適度がいい
②慢性的なストレスは避ける
③無意識バイアスを振り払う
ちなみにこの本はAmazonの「Kindle Unlimited」で読み放題の対象になっています。
月額980円で200万冊以上の本・マンガ・雑誌を無料で読めるよ!
新しい本や有名な本も読めるので、月額980円の価値は十分にあります。
今なら30日間の無料体験・2ヶ月間は月額99円で利用できるので、さらにオトクに利用ができます。
期間内に退会すれば料金はかからないので、興味がある方はぜひ無料体験をしてみてください!
\ Kindle Unlimitedのページはこちら /
モチベーション編

①心理的安全状態を作る
高いモチベーションを保つためには心理的に安全な状態、いわゆるリラックスした状態を作る必要があります。
では心理的に危険な状態になるとどうなるのでしょうか?
その答えが「コルチゾール」という脳内物質の分泌です。
コルチゾールは体に危険信号を伝えて「危ないから考えてないで動け!」という命令を出します。
その状態ではもはやモチベーションを保つどころじゃないんです。
正常な思考ができなくなり、作業を行うことなんかムリです。
心理的危険状態では、トップダウンの意識的な思考をする機能が失われ、不適切な行動を抑制する機能も失われる。
(引用文)
心理的危険状態は、不安や自分の知らない情報に直面するときに起こりやすいです。
先のことが予測できず、曖昧だと不安になりやすいからです。
これを解決して心理的安全状態を作るためには、以下のような対策をとりましょう。
まずは心理的にリラックスした状態を確保するために、不安や恐怖を排除する。
そうすれば自然とモチベーションを保てますよ。
②良いところをみつける
学びのモチベーションを高めるには、「悪いところ」より「良いところ」を意識的にみつけることが大切です。
人は本能的に悪い部分に注目しやすく、ポジティブな思考が生まれにくいからです。
人の脳は、自分にとってネガティブなことが起こりそうなときのセンサリングは発達している。生きていく上でネガティブな情報は危険を避けるための重要な情報だからだ。
つまり、人は「できないところばかりに目が向いてしまいやすい」性質を持っている。
(引用文)
しかし本能に従ってネガティブ思考のループにハマっていたらモチベーションを保つことは困難です。
①悪いところを見つける
↓
②自己嫌悪して落ち込む
↓
③モチベーションが下がる
また①に戻って負の連鎖が続く!
負の連鎖を断ち切るためにも、意識的に良いところをみつけるトレーニングをしましょう。
ポジティブな思考を繰り返すことで脳の思考パターンが切り替わり、自己肯定感とモチベーションを高めることにつながります。
まずは日常生活のささいな点でもいいので、「楽しい・うれしいこと」を見つけてみましょう。
そして少しずつ自分の悪いところではなく、良いところをみつけてみましょう。
③ときに追い込む必要もあり
モチベーションを高めるためには、ときには自分自身を追い込むことも効果的です。
なにかを達成しようと努力をしている最中は、苦しい状況が多いです。
しかしその苦しさが大きな達成感につながると信じれば、モチベーションが下がることはありません。
その苦しさを体験した分、達成感は大きなものになるでしょう。
苦しいフェーズがあるからこそ、何らかの達成や満足を得て、快が発露することになる。
(引用文)
「苦痛をたしなむ」というのも、自己成長には大切なことなんです。
注意することは、自分自身を追い込むには「ストレスマネジメント」が必要な点です。
過剰なストレスは心理的危険状態を作ると同時に心身が消耗するので、ムリしてため込まないように気をつけましょう。
このようなケアができる環境を用意することをオススメします。
\ Kindle Unlimitedのページはこちら /
ストレス編

①適度なストレスはパフォーマンスを上げる
「ストレス=悪いもの」と捉えがちですが、それは正解ではありません。
適度なストレスは、むしろパフォーマンスの向上につながります。
一定のストレスコンディションは、私たちの注意力、集中力を高めてくれる効果がある。
(引用文)

この図はストレスとパフォーマンスの関係を示しており、低すぎる・高すぎるストレスはパフォーマンスを下げてしまうといわれています。
またこの図の解説は「最高の脳で働く方法」という本でも解説されています。
「BRAIN DRIVEN」と同様に脳機能を活用した働き方を紹介した本なのでオススメです。

ストレスを敵に回すと厄介ですが、うまく利用すれば自己成長につながります。
ストレスは悪くないと理解すれば、「適度なストレスはベストな状態」と認識し耐性もついてくるでしょう。
ぜひあなたも認識を変えてみてください。
低ければいいわけじゃないんだ
②慢性的なストレスを避ける
「適度なストレスは悪いものではない」と説明しました。
しかし慢性的なストレスは絶対に避けましょう。
慢性的なストレスを感じるとコルチゾールの分泌が永遠に続くので、心身に悪影響でしかありません。
そんな慢性的なストレスは、実は自分自身で引き起こしているかもしれないんです。
それの理由が「思い返し」です。
思い返すのは、上司や先生など怒った人に原因があるわけではなく、思い返している人自身に原因がある。自ら内的な刺激によってストレスを生み出しているからだ。
(引用文)
職場にて
↓
その日の夜
↓
次の日
嫌な思い返しは、自分の意思でストレスを抱えてしまうのと同じ!
嫌なことがあったときにストレスを感じるのは仕方がありません。
しかしわざわざ思い返してストレスをぶり返すのは逆効果です。
思い返すことをやめて、無駄なストレスは極力抱えないようにしましょう。
そのために自分にとっての安全地帯を作ることが大切です。
それは人に会うことでもいいし、音楽や映画を鑑賞することでもかまいません。
自分にとってストレスが遠ざかるような安全地帯を見つけましょう。
ストレスを感じたときに安全地帯に避難できれば、慢性的になる前に対処ができます。
③無意識バイアスから逃れる
バイアスとはいわゆる「偏見」のようなものです。
わたしたちは無意識にバイアスで固めて、ストレスをためてしまうことがあります。
自分の価値で判断しない
無意識バイアスの要因の1つとして、自分の価値ですべを判断してしまうことです。
自分の価値観を基準にすると、基準と異なる行動や経験をした際にストレスを生じやすいからです。
価値観は生まれ育った環境や、これまでの経験が大きく関わる。一人ひとり異なって当然である。だが、自分にしか当てはまらない基準で善し悪しの判断を下してしまうのが脳の特性だ。
(引用文)
わたしたちも価値観が違うことで、家族や友達とケンカをした経験はありませんか?
ケンカはしなくとも、微妙な雰囲気になりますよね。
ストレスをためないようにするには、客観的に自分自身を捉えることが大切です。
客観的な視点は他の価値観を受け入れ、新しい考え方を学ぶことにつながります。
自分の価値観だけで判断しないよう、他の考え方にもぜひ触れてみてください。
「〜すべき」と決めつけない
もう1つの無意識バイアスに「決めつけ」があります。
このような決めつけは心の柔軟性が下がり、ストレスの要因となりやすいです。
「〜すべき」という気持ちでストレスがたまっているのなら、その決めつけをやめてみましょう。
多くの人が陥りやすい罠は「べき論」である。決めつけの典型例だ。自分の口から「〜すべき」「〜であるべき」という言葉が出ていることに気づいたら、バイアスに侵されているのではないかと疑ってみるといい。
(引用文)
おさらい
あらためておさらいです。
モチベーション編
①自分にとって安心できる状態を作る
②良い部分を意識的に見つける
③たまには自分を追い込む
ストレス編
①ストレスは適度がいい
②慢性的なストレスは避ける
③無意識バイアスを振り払う
\ Kindle Unlimitedのページはこちら /
おわりに
モチベーションが落ちたり、ストレスがたまっていたりしたときに、脳機能について理解するとヒントが見つかることがあります。
この「BRAIN DRIVEN」はその脳の仕組みを知るにはオススメの本です。
ぜひこの本を読んで脳のはたらきを理解して根本的な問題を解決してみましょう!
(2023/09/22 23:11:15時点 楽天市場調べ-詳細)
