今回は鈴木祐さんの「最高の体調」について紹介したいと思います。
早速ですが、あなたは今まで原因がよくわからない不調を感じたことはありませんか?
このような不調は、もしかしたら「文明病」のせいかもしれません!
一体どういう病気なんだ…?
「最高の体調」は、アマゾンの売れ筋ランキングでも様々なカテゴリで1位を獲得しており、現在は12万部を突破しているベストセラー本でもあります。
本書は、多くの不調は「今の時代が原因ではないか」ということを科学的根拠を持って解説しており、その解消法についても紹介している本です。
また「文明病」を解消することは、今の時代を上手く生きることができる道筋にもなります。
上記のような悩みを持っている方にオススメできる一冊です!
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✔文明病について様々な視点で解説してくれている
✔科学的根拠も紹介しており、エビデンスがある
✔実践に移しやすいノウハウが詰め込まれている
今回はみなさんが気になっているであろう「文明病」についてと、その解決策の一部を要約して紹介したいと思います。
まとめ
早速まとめです。
今回おさえておきたいポイントはこの4つです。
①「文明病」は人類の進化が現代の進化に追いついていないことが原因
②「文明病」の原因は「炎症」と「不安」
③腸内環境の改善や自然とのふれあいで炎症は改善する
④未来への道筋を決めることや遊び心をもつことで不安は改善する
文明病とは

「文明病」とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状を意味します。
(引用文)
・肥満
・集中力の低下
・うつ
・慢性的な疲労…などなど
これらは今の時代ではよく見かける症状ですよね。
このような不調を「文明病」と呼び、人類の進化と現代のミスマッチによって起こると言われています。
はるか昔に狩猟をしたり、採取をしていた時代にはこの「文明病」はほとんどみられていませんでした。
つまり、人類の進化が現代の進化に追いついていないことが原因ということなんです。
・肥満
→様々な食物の普及による摂取カロリーの増加
・集中力の低下
→スマホといったデバイスや現代の騒音・光などによる影響
・うつ
→社会構造の変化によるストレスの増加
・慢性的な疲労
→腸内環境の悪化やストレス
「最高の体調」では、その「文明病」の原因を大きく2つに分けています。
この2つについてそれぞれ紹介していきます。
炎症と不安
①炎症

炎症反応は、体がなんらかのダメージを受けたときに起きます。有害な刺激を取り除こうと免疫システムが起動し、ケガを修復すべく働き出すわけです。
(引用文)
「炎症」という言葉はふだんあまり使う機会は少ないですよね。
炎症自体は悪い反応ではなく、体を守るために必要な反応です。
一時的な炎症反応なら身体に悪影響は少ないですが、「文明病」は長期にわたってじわじわと炎症反応を引き起こす傾向にあります。
そのため、体内の組織や器官を傷つけてしまい慢性的な不調につながってしまうのです。
文明病の1つである肥満は、脂肪を体内に溜め込んでいる状態のことですよね。
免疫機能にとって「脂肪」は異物でしかなく、排除の対象です。
そのため、脂肪がある限り炎症反応を引き起こしてしまいます。
睡眠も炎症と大きく関係しており、カルフォルニア大学の研究で以下のような結果が得られています。
昔と比べると仕事やストレスなどで「不眠」や「寝不足」の割合が増えてきていますよね。
睡眠の質と量が確保できていない状態で過ごすと、徐々に炎症反応が続いてわたしたちの体をむしばんでいきます。
そうならないためにも、十分な睡眠の確保はとても大事ですね。
②不安

現代が「不安の時代」であることは、多くのデータが示しています。
(引用文)
「不安」は昔からわたしたちに備わっている感情ですが、その性質も少しずつ変化してきています。
原始時代では猛獣の遭遇や、飢えをしのぐために食べ物を探し回るといった「明確な不安」を持っていました。
なので、猛獣から逃げのびたり、食べ物がみつかったらその不安はすぐに解消できます。
しかし、現代はそうもいきません。
今は仕事への不満やプレッシャー、社会への憤りなどといった「ぼんやりした不安」を持つようになってきました。
その「ぼんやりとした不安」というのは、解決策が不明確であることが多く、常に不安がつきまっとていきます。
長期的に不安が続くと当然身体にも影響が出てきます。
このような不調が続き、うつ病になり自殺してしまうケースも多くなってきているんです。
だからこそ厄介なんだ
次に「炎症」「不安」に対する解決方法の一部を紹介したいと思います。
炎症の解決方法
①腸内環境の改善

わたしたちの腸には「腸内細菌」が無数に住み着いており、様々な役割を果たしています。
「腸内フローラ」という言葉も最近はよく耳にしますよね。
意外かもしれませんが、「腸」というのは体のメンテナンスを行うのに重要な器官となっているんです!
腸内環境を整えることによって炎症反応を軽減し、慢性的な不調を改善させることができます。
しかし、現代の食生活の多様化によって腸内環境は乱れやすくなっています。
このような食べ物が増えてきているので、腸に負担がかかってしまい腸内細菌が減少傾向にあるんです。
腸内環境が乱れることによって外敵(バイ菌)の侵入を許してしまい、炎症反応を引き起こしてしまいます。
これを防ぐためにも、食物繊維の含まれている食べ物や、発酵食品の摂取をオススメしています。
発酵食品では、ヨーグルトや納豆、キムチなどがあげられます。
これらの食べ物は腸内環境を整える「善玉菌」を増やすことができるので、ぜひ食事に取り入れてみましょう。
②自然に触れる

のんびりとしたり、ほっと一息ついたときってリラックスできて幸せですよね。
リラックスって、「副交感神経」を活性化し炎症反応を軽減する効果があるんです。
ダービー大学の研究結果によると「自然とのふれあいによってリラックス作用がある」という報告があります。
そのリラックス作用はなんと「マッサージ」などといったリラクゼーションよりも効果が高いんです!
また、「自然に触れる」というのは本物の自然でなくとも大丈夫で、
このような「デジタルな自然」にも効果があるとされています!
なので、最初のステップとしては「デジタルな自然」を取り入れることからはじめても良いですね。
それができたら次のステップとして、もっと自然に触れられる場所に行くことでさらなるリラックス効果を高めていきましょう。
その場所とは、ズバリ「公園」です。
なんと、週に1回30分程公園で自然に触れるだけでうつ病の発症リスクや高血圧の改善が認められたという報告があるんです!
なので、1日のリラックスタイムに公園で過ごしてみるのも良いでしょう。
母なる大地だね…!
不安の解決方法
①未来を今に近づける

「ぼんやりとした不安」とは、どうなるかわからない未来を考えることによって生まれるものです。
その不安を解決するには、「未来を今に近づける」ことで解消されます。
どういうこと?
言葉だけではいまいちピンとこないですよね。
例えば、なにか資格を取りたいと思ったとき、まずは勉強しますよね?
そしてあなたは資格をとったときのビジョンを考えるはずです。
しかし、そのビジョンに現実感を持てないと、未来からの距離が遠い状態にあります。
想像できないなあ…
この状態では途中で挫折しやすく、不安を払拭できずに失敗をする可能性が高まってしまいます。
未来を近づけるには、自分がなりたいと思うビジョンのリアリティを高める必要があります。
そのためには、「未来に近づくにはなにが必要か」といった道筋を作っていくことが大事なんです。
資格をとったらこういう仕事についてこのスキルを伸ばしていきたいな…
自分の理想にむけた道筋を作っていけば未来がグっと近くなり、不安を解消することができる。
②遊び心をもつ

遊び心、みなさんもっていますか?
心理学者が行った4100人のインタビューの結果、「遊び心がある人は幸福な人生を送りやすい傾向にある」という報告があります。
正直そういわれるとある意味当然の結果だと思いますよね。
しかし今考えると、大人になるにつれて遊び心を忘れてきているような気がします。
みんなはどうかな?
その心は今の時代に限ったことではないですが、とても大事なことですよね。
いきなり「遊び心を持つ!」なんてことはできないと思うので、まずは趣味の中で遊び心を見つけることからはじめていきましょう。
そこから仕事や人間関係などといった様々な人生の出来事に遊び心を意識してみましょう。
おさらい
今回のまとめのおさらいです。
①「文明病」は人類の進化が現代の進化に追いついていないことが原因
②「文明病」の原因は「炎症」と「不安」
③腸内環境の改善や自然とのふれあいで炎症は改善する
④未来への道筋を決めることや遊び心をもつことで不安は改善する
おわりに

今の時代は便利になったぶん、苦労も多くなりました。
昔と今、どちらが良いのかは比べることができませんが、わたしたちは今を生きている以上楽しく生きていかなければなりません。
そのためにこの記事を読んで参考になればと思います。
「最高の体調」ではその他にも、
などなど、様々な興味深いテーマも紹介しているので、気になった方はぜひ読んでみてください!
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