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繊細さんの本 【感想・紹介①】 HSPが自分らしく生きるためのマニュアル

今回は武田友紀さんの【「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本】の紹介をしていきます。

・HSPってなんなの?

・HSPって良くないの?

・傷つきやすくてすぐ落ち込んでしまう

・色々ときにしてしまうので疲れやすい

このような悩みを持っている方にオススメの一冊です。

 

この本の著者であるHSP専門カウンセラーの武田友紀さんは、実際に600人以上のHSPの方とカウンセリングをして、様々な悩みを解決してきた方です。

その経験を活かして、HSPの人が自分らしく生きるためのノウハウを詰め込んだ本がこの「繊細さんの本」です。

 

ラクーン
ラクーン
本書ではHSPの人を「繊細さん」と呼ぶよ!

 

この本の良い点

・HSPの特徴について非常にわかりやすく解説されている
・そのため、HSPの入門書としてオススメ
・HSPの性質を生かしたライフスタイルを学ぶことができる

 

わたしも「繊細さん」の仲間なので、色々とお世話になった本でもあります。

「繊細」であることは良いことであり、決して悪いことではないということを教えてくれました。

 

まとめ

早速まとめです。
今回おさえておきたいポイントはこの4つです。

ポイント

①HSPは「繊細な感性」を生まれつき持っている人
②HSPは「性質」であり「病気」ではない
③「とりあえず」で一歩踏み出そう
④疲れてる時はゆっくり休もう

HSPとは?

 

HSPってよく聞いたことあるけど、結局どういう意味なの?

 

HSPとは、Highly Sensitive Personの略であり、アメリカの心理学者であるエレイン・アーロン博士がこの概念を提唱したことがはじまりです。

 

・周囲の環境に敏感に反応してしまう
・ささいなことでも色々と考えてしまう
・人一倍傷つきやすかったり、疲れやすい

 

このように、繊細な感性を持つ人が一般にHSPと呼ばれています。

ただ、これも決して珍しいものではなく、5人に1人はHSPだと言われています。

 

そうなんだ…
でもHSPって普通の人より大変ってことなの?

 

そう心配する方もいますが、HSPは「病気」などといった類のものではありません。

あくまでも「生まれつきの性質」に過ぎないのです。

なので、HSPだからといって心配したり、気に病んだりする必要は一切ないです。

繊細な気質」というものは良いところもたくさんあります。

ささいな幸せを感じ取ることができたり、様々な感性に触れることができたり…などなど。

誰であろうとありのままの自分で生きていくことができたら、それが一番幸せなんです。

 

ラクーン
ラクーン
わたしもHSPだけど、正直全然気にしてないよ!笑

 

まあ、その「ありのまま」というのが中々難しいんですけどね。

なので、わたしが「繊細さんの本」を読んで参考になったところを紹介していきます。

 

※アーロン博士の公式HPのHSPチェックテスト診断もあるので、気になる方は診断してみてください!

 

「とりあえず」を心がける

 

考えすぎて動けないとき、合言葉は「ベストはさておき、とりあえず!」で前に進んでみてください。
(引用文)

 

わたしもそうですが、繊細さんは仕事にしてもプライベートにしても、何かする前に考えすぎてしまう傾向にあります。

 

この仕事を行う前に色々段取りを考えなきゃ…
この業務がわからないから聞きたいんだけど、もう少し調べてからにしよう…
今日は休みだし出かけたいけど、迷うな…
これを買いたいけど、ホントに必要なものなのかな…

 

などなど、色々考え込んでしまい、行動・実行に移すのが大変だったりしますよね。

その理由として、

 

失敗したらどうしよう…
・他の人に迷惑をかけたらどうしよう…

 

といった、行動した際のリスクをどうしても考えてしまうからです。

しかしこれは当たり前のことですが、行動しないことにはそれが本当にリスクなのかわかりません。

わたしたちにも実際に「今まで悩んでいたことが実は大したことではなかった」という経験ありませんか?

いわゆる「取り越し苦労」というものです。

だからこそ、考えすぎずに「とりあえず〜してみよう!」というマインドが大事です。

よく考えている繊細さんだからこそ、その始めの一歩目を踏み出すことができれば、より自分らしく生きることができます。

 

ラクーン
ラクーン
わたしも、「とりあえず一歩踏み出す」ということを意識しているよ!

 

疲れるのはがんばった証拠

 

もし「なんでこんなに疲れちゃうんだろう」「もっと頑張らないといけないのに!」と自分を鞭打つ声が聞こえてきたら、心をゆるめるサインです。
(引用文)

 

とはいえ、行動するにも何をするにも繊細さんは普通の人より疲れやすい傾向にあるのは確かです。

 

色々行動したあと、ドッと疲れがきてしまう
・大した仕事をしていないのに何故か疲れる
・慣れないことをすると余計疲れやすい

 

その理由として、繊細な感性をもっているため、気づかない内にたくさんの刺激に反応しているからです。

繊細さんは「ポジティブなこと」にも「ネガティブなこと」にも反応しやすいです。

だから心のキャパシティ(容量)がすぐ貯まってしまい、疲れてしまうんですよね。

 

なんでこんなに疲れやすいんだろう…
ダメだなあ…

 

しかし、自分を責める必要は一切ありません。

繊細さんが疲れた時は、素直にゆっくり休むことが大切です。

決して「もっとがんばらなきゃ!」と、自分を奮い立たせなくていいんです。

逆にそこで無理してがんばってしまうと、心のキャパシティを超えてしまい「うつ」などといった悪影響が出てくる危険性があります。

疲れたときこそ、自分の心を労ってあげましょう。

 

ラクーン
ラクーン
本書では、刺激から受けるダメージを減らす工夫も紹介しているよ!

 

おさらい

今回のまとめのおさらいです。

ポイント

①HSPは「繊細な感性」を生まれつき持っている人
②HSPは「性質」であり「病気」ではない
③「とりあえず」で一歩踏み出そう
④疲れてる時はゆっくり休もう

おわりに

自分の繊細さをありのままに受け入れることはとても大切です。

せっかく豊かな感性をもっているのなら、それを楽しんで人生を過ごしていきたいですね。

繊細さんの本」では、他にも繊細さんがありのままに生きることができるノウハウがたくさん紹介されていますので、気になった方はぜひ読んでみてください!

↓次回はこちら↓

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