今回は北川恵海さんの「ちょっと今から人生かえてくる」を紹介したいと思います。
本書は「ちょっと今から仕事やめてくる」のスピンオフになっています。
本編の感想記事はこちら

「ちょっと今から人生かえてくる」は、本編の後日談や、他の登場人物を深堀りしてくれる短編集になっています。
「ちょっと今から仕事やめてくる」の世界観をさらに広げてくれます。
とくに、本編でも登場する機会の多かった五十嵐や、青山とヤマモトのその後も気になる人は多かったのではないでしょうか?
そんな本書の感想やみどころをいくつか紹介したいと思います。
ハッピーエンドは素晴らしい!
※以下ネタバレ若干含みますので、ご注意を!
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あらすじ
かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。
そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト―。
すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。
青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる
。仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!
(「Book」データベースより)
この本のみどころ・感想
五十嵐の後日談もドラマだった
「ちょっと今から人生かえてくる」では五十嵐の後日談を知ることができます。
青山が会社をやめたあとの話ですね。
ある意味「ちょっと今から人生かえてくる」の主人公は五十嵐なのかもしれません。
本編も色々疑問点がありましたよね。
本書では五十嵐の目線で話がすすむ場面があるので、その疑問が明らかになります。
まあ、やはり彼は彼なりに苦労していたってことですね。
そんな五十嵐も先輩や後輩や友人によって少しずつ心が動き、変わっていきます。
やはり、人生を変えるのは「つながり」なんだなあと思いました。
五十嵐にも、幸せになってほしいなあ。
「おまえの人生はいつだって変えられる。今日だって、明日だって、十年後だって、三十年後だって、全然遅くねえよ!」
(引用文)
さまざまな登場人物のつながり
「ちょっと今から人生かえてくる」では、本編の後半で青山が助けた高校生も登場していたりします。
他にも、新しい登場人物もいますが、それらが意外にも他の人とつながっていたりするので、読み進めていくたびに面白い展開になります。
あまり関係ないと思いきや、それが青山とヤマモトが再開するきっかけにもなるんです。
青山とヤマモト、そして…
もうね、最後は「めでたしめでたし」の一言ですよ。
再び出会った青山とヤマモト、そしてもうひとり…
それが誰かなのかは読んでのお楽しみですね、笑
ちなみに、最後の話で本書のタイトルや表紙の理由がわかったりします。
細かいところまで楽しませてくれますよね。
やはりハッピーエンドというのは素晴らしいですよ。
ほんとうに読んでて楽しかったです!

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おわりに
「ちょっと今から仕事やめてくる」
「ちょっと今から人生かえてくる」
この世界観は本当にリアルです。
がんばれば明るい未来が手に入るわけじゃないし、理不尽なことのほうが多いです。
絶望だってしますよね。
それでも、生きていれば、つながりを大切に思うことができれば、その先に光が見えてくるのかもしれません。
希望を見つけられたら、
人生って、それほど悪いもんじゃないかもしれませんね。
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